2018年10月31日

Lubuntu を Cosmic にした

Lubuntu 18.10 Cosmic Cuttlefish に上げた。
上げたというか、正確には単なるアップグレード(=18.06から更新)はおすすめしないと書かれていたのでクリーンインストール。

LXQT で見た目のスタイリッシュさは上がった一方で Lubuntu のサクサク感は変わらなくていい感じ。ただしここに至るまでにかなり手こずったので記録しておく。

下準備

ホームディレクトリを適当なストレージに移す。 /etc などの設定ファイルは基本的に ansible で変更するようにしているのでホームディレクトリだけの保存でいいや。(←フラグ)

Live USB の作り方などは巷にあふれているので割愛。Linux ユーザーなら bootable USB の作成にも特に苦労しないでしょう。 OS X なら Etcher とか。

Calamares と LUKS

Lubuntu に限らず使う PC はすべてディスク全体の暗号化 (Full disk encryption) をしているので今回もそうする。インストーラが Calamares になって、初心者が使わないオプションは隠された印象。

ディスクの消去を選択して暗号化にチェック。パーティションは Calamares に任せる。昔はUbuntuのwikiを読みながら手こずったのに楽ちんだなあと思いながら、インストール終了まで待って再起動。
→GRUB のコンソールが表示された!

rEFInd 入れ直したり、例の wiki と首っ引きで grub-mkconfiggrub-installupdate-initramfs あたりを何度やってもうまくいかない。

インストーラに戻って、ホームディレクトリのパーティションを切ってそこだけ暗号化してみる。

容量 ファイルシステム マウントポイント
300MB FAT32 /boot/efi
15GB ext4 /
20GB LUKS /home

これならさすがに GRUB の設定がうまく行くはず。仮に /home が自動マウントできなくてもそのあたりの修正はいけそう。と思っていたらあっさりといけた。あまりにあっさり起動・マウント・パスワードのお伺いと進みすぎて Live USB 抜き忘れたかと思った。

で、これリリースページにも書かれてた。

Unfortunately though, we had issues with EFI systems and encrypted LUKS systems setting up GRUB correctly.

Lubuntu 18.10 (Cosmic Cuttlefish) Released!

組み合わせによっては問題が起きないらしく、バグ報告システム では7つの条件の組み合わせの26パターンで調べられている。

今回は「暗号化あり + GPT + EFI + ext4 + ネット接続あり」なのでパーティションが自動だと2行目、手動だと14行目だから…どちらも「❌」になってる。修正されたのかな?
うまくいかなかった人はこの条件をいろいろ変えてみてください。

デフォルトアプリケーション

デフォルトのアプリケーションがいろいろと変わっている

  • 画像ビューア LxImage …前の gpicview はショートカットキーに癖があったので嬉しい。
  • スクリーンショット LxImage だけど別アプリ扱い …scrot も変わらずあるけど GUI で使えて嬉しい。
  • オフィスソフト LibreOffice 6 …Abiword・Gnumericとばらけていたのが統一感がでて嬉しい。
  • ゲーム 2048-Qt …必要ある?

QTerminal

ターミナルエミュレーターは QTerminal になった。今までは自前で xfce4-terminal を入れていた下記の理由が解決されたので乗り換えてもいいかもと思った。

  • URL が自動判別される (右クリックで開いたりコピーしたり)
  • カラースキームが一括設定できて Solarized がある
  • キーボードでのタブ切り替えがスムーズ
  • 新しいタブでもホームディレクトリで開く (古いタブのカレントディレクトリを引き継がない)

ちなみに上3つは最新の LxTerminal では改善されてるっぽい。

ところが試してみると下記の点で困った。

ログインシェルじゃない

~/.bash_profile が読み込まれない。下記のように login_shell がない。

$ echo $BASHOPTS
checkwinsize:cmdhist:complete_fullquote:expand_aliases:extglob:extquote:force_fignore:interactive_comments:no_empty_cmd_completion:progcomp:promptvars:sourcepath

Issue に上がっているけど修正は先のようだ。Option to start shell as login shell · Issue #103 · lxqt/qterminal · GitHub

基本的に screen 使うし大丈夫かと思っていたら困るのが、

Ambiguous Width が崩れる

日本語環境でターミナル使うときの一番めんどい問題。矢印や星などが vim とか less とか w3m で寸詰まりになったりはみ出したりするやつ。

これが screen の内側でのみ起きる。 screen の設定飛んじゃったか?と思って xfce4-terminal を入れて試したら起きなかった。ついでに LxTerminal も入れてみたら崩れた。

やっぱり当分 xfce4-terminal から離れられそうにない。

日本語環境

インストーラを英語で動かしたら language-pack-ja だけが入らなかったのでそれも一応インストール。ドイツ語や中国語等は入っていたのが謎。

デフォルト IM が ibus だった。mozc もない。(fcitx はデフォルトで入っていた)

  1. fcitx-mozc をインストール
  2. im-config で IM を修正
  3. fonts-takao で Takao を入れる
  4. fontconfig を修正して Noto の優先度を下げる

日本語フォントが Noto で蹂躙される問題と修正方法は前回の bionic のときの話を参照。

未解決の問題

  • グローバルショートカットキーで、ウィンドウのリサイズ(最大化・最小化・ディスプレイの左/右半分に寄せる)の設定方法がわからない
  • タスクトレイの音量アイコンがダークテーマにもかかわらず黒い (見えない)
  • そもそもダークテーマが好きではないが、それ以外のテーマが調整不足なのか色が合わなかったりアイコンが足りなかったりで辛い
  • w3m の CGI をバックアップしてなかったので検索ショートカットが軒並み飛んで悲しい (フラグ回収)

その他

  • タスクトレイの挙動がかなり改善された
  • アプリケーションメニュー内の設定が減った気がする (システム言語・IM とかソフトウェアリポジトリとか)。CUIとか他のアプリからとか行けるものもあるけど。
  • チェックボックスがわかりづらかったのでQtのスタイルを Breeze から Fusion に変更 (LXQt外観の設定)
  • アプリケーションによってはパネル(タスクバー)の領域に食い込むことがある点を修正。(Openbox設定マネージャー→余白)
  • GIMP を入れたら 2.10 になってスプラッシュスクリーンの画像がきのこ。謎。
  • ところで Cuttlefish はイカらしいのですが Cosmic な頭足類って…ああ、窓に! 窓に!
posted by かぷらす at 19:38| Comment(0) | 作業記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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