2020年04月30日

LubuntuをFocalに上げた

Lubuntu 20.04 Focal Fossa に更新した。

世の中いろいろ大変そうだけど、特にスケジュールには変わりなかった。まあ、ほぼリモートワークだろうし。

更新

いつものように do-release-upgrade -d

システム領域空き容量3GBぐらいで強行しようとしたら中断してしまった。

アップグレードを中断しました。アップグレードには ‘/’ に空き領域が 3,127 M 必要です。’/’ の空き領域を少なくとも 653 M 確保してください。

データ置き場は別パーティションなので、こういうときに削除できるものはほとんどない。あとで入れ直すことにしてelasticsearchとJDKなどを消して5GB確保。

ダウンロードに2分、インストールに30分ほど。終わって不要なプリインストールアプリを消してみれば結局5GB空いたままだった。

Python 3がついにデフォルトに

クリーンインストールでは3が入る。アップグレードでは互換性の問題で自動では切り替わらず、パッケージ”python-is-python3”を入れる必要がある。シュールな名前だと思う。

試しに apt remove python2 とすると inkscape、getmail、 offlineimap が削除対象として出てきた。他に2に依存しているパッケージは、apt list --installed 'python-*' から、特定のバージョンに依存していないもの(python-matplotlib-dataなど)を除くと次の通りだった。

  • python-apt: ansible用に手動で入れたものの残骸
  • python-imaplib2: offlineimapの依存

python-apt の方はローカルpipに入っているのと、getmailも使っていないので消してよかった。

inkscapeは最新版ではすでに対応済みで、focalの次のgroovyには3を依存として入りそう。試してみようと思う。→Bug #1735363 “inkscape: Port to Python 3” : Bugs : inkscape package : Ubuntu

offlineimapはpython3がまだ実験的なので自前でビルドするしかない。あまりやる気がない。

Ruby が2.5から2.7に

普段の開発は ruby-install で適当なバージョンを入れているので大きな対応はしないが、Ruby 3でキーワード引数周りで大きな変更が控えているので対応が不十分なパッケージではログに警告が増えるはず。

nasne (SMB 1 のNAS)をマウントできない

ファイラ(LubuntuなのでPCManFM-Qt。UbuntuならNautiluse?)かCLIのgioでマウントしようとすると

$ gio mount -a smb://nasne-XXXXX/share1/
Failed to mount Windows share: Software caused connection abort

mount.cifs でバージョンを指定したときは問題ない。これはSamba 4.11でSMB1がデフォルト無効になったから。sambaの設定ファイルを作成して指定。

# /etc/samba/smb.conf
client min protocol = NT1

で、マウントしたらしたでファイルがディレクトリとして表示されるようになった。そのディレクトリアイコンをダブルクリックすると「No such file or directory」。SAMBAライブラリ自体のバグらしく、UbuntuではPPAでテスト用に修正版が配布されている。(PPAは排斥されてると思ってたけど使っていいんだ)

Sambaの一番の使いみちは音楽ファイル置き場だが、Rhythmbox はなぜかちゃんとファイルとして見てくれて困らないのでaptでの更新を待つ…つもりが二番目に使っているデータベースサーバーのストレージ(mount.cifs の方)もディレクトリとして表示されてしまうようになった。マウントするごとにコロコロと状態が変わる、非常に不安定な感じ。テスター泣かせの挙動でパッケージ更新に時間がかかりそうな気がするのでPPAを試す。

sudo add-apt-repository ppa:sergiodj/samba-bug1872476-v2
sudo apt-get update
sudo apt upgrade

再起動、マウント。あっさり治る。

QTerminal

これまではターミナルをLubuntuデフォルトのQTerminalではなくxfce4-terminalを使っていた。理由はCosmicのときにも書いたが:

カレントディレクトリの設定もできるようになって、なによりAmbiguous width問題が治っているようなので乗り換えてみる。

ファンクションキーが効かず (F1 が^[[[A、F2が^[[[Bになる) neomuttでのキーバインドが働かなかったが、設定でターミナルのエミュレーションを default にしたら治った。

その他

GNOMEが更新されてロックスクリーンがおしゃれになったりダークモードが入ったのはUbuntuの方なので、Lubuntuでは今回は目立った差はない感じ。

  • LxQtの更新情報はどんなだったかなと思ったが、そういえばサイトが落ちてるんだった。
  • xscreensaver のロック解除ダイアログが濃紺の背景に紺文字でめちゃ見づらい。設定ファイルでなんとかできそうなので後で調べる
  • 更新可能なパッケージがあった場合にダイアログでお知らせしてくれるようになった。(lubuntu-update-notifier)
    さっそくGUIでログインした回数だけダイアログが増殖するバグ。報告したので俺も俺もという人は投票かパッチを。
  • snap が幅を利かせ始めた。個人的にはセキュリティ管理が強すぎてfcitxやNASがまともに動かずに apt や自前ビルドに走らざるを得ないので早くなんとかなってほしい。HNでも snapificationに辟易としている意見 があり、レスは「Debian使ったらどうかな?」。

ところで Fossa は辞書の第一義が「くぼみ、窩」、フォッサマグナに使われているあの意味でおやっと思ったが別項でちゃんと動物の意味もあった。マダガスカルマングース科、マダガスカルでは最大の肉食獣で、画像を見るとたしかにマングースみたいなつるっとした顔立ち。日本では上野動物園にいるようだ。

リンク

posted by かぷらす at 08:21| Comment(0) | 作業記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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